ウィッグ用語集
あ行
- 編込み装着(かつら)
- 一般的に男性用かつらの装着方法の一つをさします。
自毛にループを作り、糸などを使いかつらに直接固定します。自分での取り外しは不可能となっています。
- アジャスター
- 一般的にフルウィッグ(全かつら、オールウィッグ) の襟足部の内側に付けられた調整ベルト(ゴム製)の事をさします。
アジャスターがある事により、お客様自身で自由にサイズ調整ができます。
- アール
- 頭のまるみを表す用語となります。
自毛にループを作り、糸などを使いかつらに直接固定します。自分での取り外しは不可能となっています。
- 医療用かつら、医療用ウィッグ
- 一般的に男性用かつらの装着方法の一つをさします。
通常のかつらやウィッグと大差は特になく、主に抗がん剤の投与による抜け毛や病気による薄毛隠しに使用される事を想定しておりますが、患部を守る作りのものも中にはあります。
- インド毛(かつら・ウィッグ)
- かつらやウィッグに使用する人毛の種類の一つとなっておりインド人の毛髪です。
通常、一般的な人毛は中国人の毛髪を使用しておりますが、それよりもやや細くできています。
- ウィッグ
- 女性用のファッション用かつらとして使用されるのが主な使用理由となります。
ウィッグはウィグとも呼ばれる事があります。英語表記ではWigと記載されます。
髪の薄くなった箇所に被り使用するのが主な方法となります。髪全体を覆うタイプと部分的に髪のボリュームを増やすという2つのタイプに分かれます。
薄毛を隠す等の実用的な意味で使用されるかつらと違い、ファッションの為に気軽な感覚で使用されるのが一般的となっています。
サイズ、デザイン等バリエーションに非常に富んでおり、簡易的なものであればディスカウントストア等でも購入が可能です。
一般的には女性用を指す場合が多くなっております。
- ウィッグオイル
- 毛髪にソフトな艶を出す事ができ、静電気の発生を防ぐ役割も果たします。
- ウィッグシャンプー
- ウィッグのネットの内側や毛髪などの汚れや臭いを取り除く為の、ウィッッグ専用のシャンプーです。
- ウィッグスタンド
- ウイッグ未使用時の保管台の事をさします。
- ウィッグリンス
- ウィッグシャンプー後に使用します。しっとりとさせ、髪に艶と潤いを与える事ができます。
- AGA
- Androgenetic Alopeciaの略で「男性型脱毛症」の事をさします。
男性ホルモンが毛母細胞の細胞分裂活動を妨げる事により、タンパク質の合成が阻害されることで脱毛を引き起こすのが主な要因となります。
脱毛の進行具合としては、主に3種類あり前頭部の生え際から薄くなっていくタイプと、生え際の両側から薄くなっていくタイプ、頭頂部が徐々に薄くなっていくタイプなどがあります。
- 円形脱毛症
- 一般的に男性用かつらの装着方法の一つをさします。
これは自己免疫疾患の1つとして考えられており、男女の性別関係なくストレスや精神的ショックが原因ではないかと考えられています。
本来、外からの敵に対して働くべきはずの免疫の力が、自分自身の毛根を異物として誤認してしまい、強力な免疫の力により毛母細胞を壊す方向に働くことにより生じる病気です。
- オールウィッグ
- 全頭かつらや、フルウィッグの意味をさします。
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か行
- かつら(カツラ)
- かつらの土台に毛髪がついており頭部に被る物。毛髪には人工もしくは人毛が使用されており、人工、人毛がミックスされたものもあります。
かつらの語源には、「髪」と「連なる」、「連ねる」の「つら」を関連付けたという説もあります。
- コーティングパート(かつら・ウイッグ)
- かつらやウィッグの分け目、つむじ部分をより自然に見せる為、取り付けられた人工皮膚の事をさします。
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さ行
- 植毛(しょくもう)
- 毛を直接頭皮に植え付ける事をさします。植える毛のタイプによっては「自毛植毛」と「人工毛植毛」に分けられます。また、植える方法も2つあり、「手植え植毛」と「自動植毛機植毛」があります。
自毛植毛は自分自身の毛髪を脱毛箇所に移植する手術方法となります。
自分自身の組織を移植する為、免疫拒絶反応が起こらない安全性の高い手術となっていますが、ドナーとして切除した箇所は縫合してしまう為、ドナーを取りすぎてしまうと頭皮が突っ張ってしまうので注意が必要です。
また、触わないと判らない程度ではありますが多少凸凹ができてしまいます。この為、頭に垢がたまりやすくなるというデメリットがあります。縫合処理後がある為、スキンヘッドにはしづらくなってしまいます。
人工毛の植毛は人体に異物を挿入する手術になる為、免疫拒絶反応が起こる可能性があり、非常に高い確率で頭皮が炎症を起こしてしまいます。また、当然ながら人工毛は成長する事がなく、生えかわる事もないので、抜け落ちてしまった場合には再手術が必要となります。
- 人工毛(かつら・ウィッグ)
- 人工毛の材質は、主にアクリルやポリエステルなどの化学繊維から作られており、高温でカールをつけたりする事が可能な様に形状記憶性を持っています。
化学繊維である事もあり、シャンプー後のセットは非常に乾きがよく、セットが元に戻りやすくなっている為、お手入れが比較的簡単に済ませられます。
色あせや変色はほとんど起こる事はありませんが、摩擦に弱いという一面があり、毛縮れ(ピリング)の原因になります。
見た目や光沢、手触りなどを人工毛と人毛とで比べると、どうしても人毛には劣ってしまいます。
- 人工皮膚(じんこうひふ)
- かつらの土台(ベース)に、人間の皮膚に似せて人工的に作られた皮膚の事をさします。
人工皮膚を使用したかつらは、ネット状素材のかつらに比べ、分け目が自然に見える点がある為、現在ほとんどのかつらに使用されています。
- 人毛(カツラ・ウィッグ)
- かつらやウィッグに使われる毛髪の事をさします。人の毛を使用しています。
人工に作られた毛髪と比較すると自然さをだせるのが特徴となっており、熱に対して非常に強い面があり、ドライヤーやホットカーラーを使用する事が可能です。
型がつきやすいのが特徴となっていますが、カラーをすることは不可能となっています。
主に中国人の毛髪を利用し、かつらやウィッグの作成をします。
- スカルプケア
- 頭皮のケアを行う事により、抜け毛を防ぐ為に頭皮を清潔に保つ事をさします。
マッサージなどで頭皮全体の血液の流れをよくする事により、地肌を活性化してあげる事で頭皮を健康にする方法をさします。
- ストッパー金具
- かつらやウィッグを頭に装着する際に使う止金ピンの事をさします。
- セットスタンド
- かつらやウィッグのブラッシング時やブロースタイリング時に使用する台の事をさします。
- 全かつら(カツラ)
- 頭部全体を覆う事が可能となる大きめなかつらの事をさします。(別の呼び方としては、全頭かつら、フルウィッグ、オールウィッグとも呼ばれています)
使用用途としては、おしゃれ用や円形脱毛の方、抗がん剤治療などで脱毛されてしまった方が使われる事が多くなっています。
- 接着剤(かつら)
- かつらの装着方法の一つで、一般的に流通している木工用ボンドに近くなっており、かつら装着専用の為に作られた接着剤をさします。
色としましては白色や、黒色があります。4週間ほどの長期間付く強力なものもあります。
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た行
- 男性型脱毛症 (だんせいがただつもうしょう )
- 男性に見られる脱毛症の一種となります。髪の毛自体が細くなり、抜け毛が増えてしまう事により前頭部の生え際が後退してしまったり、頭頂部などが薄くなってしまう脱毛症をさします。
現在はCMでもお馴染となっていますが、AGAとも呼ばれます。何らかの原因により男性ホルモンが毛母細胞の活動を妨げてしまう事により、タンパク質の合成を阻害されてしまう事で脱毛を引き起こすという説と、遺伝による脱毛が引き起こされるという説がある。男性ホルモン型脱毛症とも呼ばれます。
- ツーペ(Toupee)
- かつらの英語訳になっています。広義ではかつらと同じ意味となっていますが、一般的には男性用を指す場合が多くなっています。
- 手植え(かつら・ウィッグ)
- かつらやウィッグを作成する際に、毛髪の1本1本を機械を使わずに人の手だけで植える事をさします。
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な行
- ネット
- かつらやウィッグの土台に使用されます。
ネットに人毛や人工毛の毛髪を植毛し使用するものをさします。頭全体を覆うタイプと部分的に覆うタイプがあります。
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は行
- ハーフウィッグ
- 頭全体を覆うフルウィッグとは違い、襟足部分と耳周り部分を除いたハーフタイプのウィッグの事をさします。
- びまん性脱毛症
- 男性の脱毛症は主に前頭部から薄くなっていくのが一般的であるのに対し、女性の場合は頭髪全体が均一に薄くなってしまうのが特徴となっています。
一般的には30代後半以降の女性によく見られる事があり、ストレス、極端なダイエット、経口避妊薬(ピル)、過度のヘアケア、老化、出産後急激なダイエットといった女性ホルモンの減少などが要因となっています。
別名、女性型脱毛症とも言います。
- ヒューマンヘアー
- 人毛の事をさします。
- ピーリング(ピリング)
- かつらやウィッグの人工毛髪が毛縮れを起こしてしまう事をさします。主な原因としては、静電気や熱が考えられます。
- ファッションウィッグ
- 医療用や治療用ではなく、おしゃれ目的で作成されたウィッグです。ディスカウントショップで購入する事が可能です。
- 部分かつら(カツラ)
- 部分かつらとは、全体的に頭を覆うかつらを着用する全かつらとは異なり、局部の脱毛や薄毛、白髪の気になる部分や、ボリュームUPなど、一部分だけをカバーしたい際に使用されます。ヘアピースやトップピースとも呼ばれます。
- 部分ウィッグ
- 頭部の一部分を覆う小さめのかつらをさします。半かつら、トップピース、パートピースとも呼ばれます。
- フルウィッグ
- 全頭かつらの意味をさします。またオールウイッグ、全頭ウィッグともいいます。
帽子のように頭にすっぽり被るタイプのウィッグとなっており、医療用ウィッグがこれにあたります。
- ヘアピース
- 前髪や頭頂部などにアクセントやボリュームが必要なところにプラスできる部分用のウィッグをさします。トップピースとも呼ばれます。
- ヘムライン
- おでこと髪の境目をさします。主に生え際の事をさします。
- ベース(土台)
- ネットベースやスキン(人工皮膚)ベースなどの種類があり、かつらの毛を植えてある土台の部分がベースと呼ばれます。
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ま行
- ミックス毛(MIX毛)
- 人毛と人工毛のそれぞれのメリットやデメリットを考慮し、人毛と人工毛を合せたかつらです。
一般的には、人毛が30~50%程使われており、比較的人工毛の割合の方が多くなっています。
人工毛のデメリットである不自然さを無くす為、人毛を混ぜる事で、より自然な仕上がりになるのが特徴です。
手入れのしやすさや軽さがあり、ヘアアレンジする事も可能です。既製品の商品としては主流となっています。
- メンズウィッグ
- 男性用かつらの事をさします。女性用はレディースウィッグと呼ばれます。
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ら行
- ラウンド(かつら・ウィッグ)
- かつらやウィッグのベース周りの事をラウンドと言います。
- レディースウィッグ
- 女性用のかつらの事をさします。
- レミーヘア
- 中国人のバージンヘアーの事をさします。カラーやパーマなどがされていない10代の中国人の毛髪をさします。
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